2012.07.03
阪南市 Z寺、庫裏の改修
去年の年末に詳細調査を行った阪南市のお寺の庫裏の改修工事が大詰めを迎えています。
今月末の引渡しに向け、現場が活気立っています。
改修(リフォーム)と言えば以前Ms日記内で取り上げたI邸と同じく
本工事も長期優良住宅先導事業の内容に沿って進めています。
耐震設計、温熱改修、バリアフリー性等の性能を上げることで、リフォームであっても
長く住み続けられる住まいの設計となっています。
以前は天井裏となっていた部分を室内化し、吹抜をとりました。
立派な松の太鼓梁はこの吹抜けの主役となります。
構造補強に新設の柱・梁も入れていますが、
色の違いで新旧の構造体がよくわかります。
完成後の姿を見るのがとても待ち遠しく思います。
さて、今回工事いただいている工務店、業者さんは実は地元の方がほとんどです。
中にはお寺の檀家さんも入っていただいており、お寺のためにと、尽力されています。
普段お付き合いしている工務店・業者さんではないので、Jパネルの施工や納まり、造作家具
の作り方等、Msではお馴染のやり方を一つ一つ細かく確認し、工事を進めてきました。
その分、手間や時間を要すこともありますが、
今回工事を通じて知ったMsのノウハウを、これからの地元の発展のために役立てて
いってほしいと思います。
スタッフ:戎野