築50年木造住宅の詳細調査@宝塚
秋雨前線と台風が近づき、本日はあいにくの雨となりましたが、兵庫県宝塚市にて詳細調査を行いました。
築50年程、木造平屋建て、床面積30坪程の風情のある素敵なお住まいです。
MSDにリフォームの相談があり、住宅医ネットワークで詳細調査を行うことになりました。
住宅医ネットワークでは、既存住宅の調査方法について研究を行っていますが、その方法は日々進化してゆきます。
住宅医ネットワークによる過去の調査の様子はこちら→http://hd-n.net/2009cgi/gallery/gallery.cgi?field=2
効率よく、確実に調査を行うためにはどうしたら良いのか。参加者の方々からも意見を聞き、今後に生かします。
今回は総勢16名で、8班に分かれ、構造・温熱・バリアフリー・地盤等について調査を行いました。
ヒアリング調査では、住まい手さんから、これまでの改修履歴や現在の住まいの事等をお聞きします。
地盤調査は専門業者の「トラバースさん」に行っていただきます。
床下班は畳を上げて 点検口から侵入。
小屋裏班は、収納の天井から侵入。切妻のシンプルで屋根で構成され、
接合部には金物が確認されました。
劣化チー ムが傾斜計を使って柱の傾きを測定。
平面・矩計・開口部等の採寸を行い、既存図面と合っているか確認します。
温熱診断・省エネ診断を行うため、断熱材の有無や庇の出・使用家電の種類等を確認する他、
仕上材・設備の確認・バリアフリー診断等を行います。
項目がたくさんあり、内容盛りだくさんの詳細調査。
今後の改修をより良くするため、重要な情報ばかりです。
年代や工法等が毎回異なるため、その都度新しい発見があり、大変充実した時間となります。
今日の調査結果は報告書にまとめ、改修案と共に住まい手さんにご報告します。
住まい手さんへの報告前には、調査に参加いただいた方々と調査結果の報告会を行う予定です。
色々お気遣いいただいた住まい手さん、調査に参加していただいた皆様、
本当にありがとうございました。
スタッフ 佐治