千里山の家 -植栽工事-
昨年8月末に竣工・お引渡しを行った千里山の家、竣工してから6ヶ月が経過し、時期を見計らっての植栽工事となりました。
施工はMsで25年間お世話になっている、春蒼園の尾崎さん。Msでの施工実績は100軒を超え、阿吽の呼吸という言葉がしっくりきます。
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まず始めに今回の植栽を仮置きしていき、位置の最終確定を行います。こちらの作業は外からの見え方、部屋の中からの見え方、植栽の表裏も確認しながらの作業となるため、非常に大切な工程となります。住まい手に直接確認決定していきます。
こちらは昨年12月にあらかじめ春蒼園 尾崎さんの畑にて、住まい手の好みや樹木の雰囲気をヒアリング・確認しながら樹種の選定を行っている様子。
今回はミニショベルを使用して土壌を整えると共に、改修工事前から家を悩ませていたノウゼンカズラも根こそぎ取り除きました。ノウゼンカズラは他のものに吸着する力が強く、あらゆるところに絡みよじ登っていってしまうつる植物です。
住まい手は改修工事をされるまでの間、長年頭を悩ませていた問題点の一つとして挙げられいました。これでこれからは安心して庭を育んでいけることと思います。
さて、土壌を整えた後、防除シートを敷き込んだ上で、マルチバークを被せていきます。直接地表面に日光が当たらないようにすることで、共に雑草の発生を抑えてくれます。その他マルチバークには土壌を暖気の乾燥から守ったり、保温効果も備えているため、仕上げ材としての優れモノです。
住まい手への水やりポイントを説明していただいたのは、職方の池田さん。(写真上)
様々なところで修業を積まれ経験年数20年と知識が豊富です。
(写真左)が竣工前、(写真右)が植栽施工時。緑が加わると住まいがぐっと豊かになっていく様子が分かります。
こちらは内部です。手前からナンテン、ヤマモミジ、アジサイ、サツキ、クチナシ、ヤマボウシ・・・四季折々の顔を見せてくれる樹種たちが並びます。
Msオリジナルのネームプレートを取付けさせていただきました。雰囲気を壊さないように、植栽に馴染む木製(杉)のプレートを手作りしています。これで樹種の名前も覚えながら、水やりも楽しみながら愛着を持って行っていただけると思います。
寒さに耐えながら芽吹く春が今から待ち遠しく、近隣の方々の目も大いに楽しませてくれることでしょう。またお伺いして私自身も楽しみたいと思います。
スタッフ 中根