四條畷市の家の改修工事の様子をレポートします。
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解体と基礎改修、そして1階の構造補強との同時進行で、2階構造材の「刻み」を行い、着々と上棟の準備をしていました。
現場から車で10分の作業場にて、墨付けをしているのは棟梁の島岡さんです。
今年明け、刻んだ材料を現場に運び、まずは既存の2階床梁の上に新規床梁を載せていきます。
梁は載せているだけではありません。
M12ボルトで新旧の梁を緊結します。
1階から天井を見上げたところ。穴は後ほど埋め木をして塞ぎます。
床梁の設置後は、柱・棟木(頂上の梁)を組んでいきます。
そして、垂木(登り梁のような断面)をかけます。
天井高は高いところでは2.8mありますが、一番低いところは1.2m未満です。
計画時は天井が低くないか心配をしていたお施主さんも、「思っていたより高いですね~。」と、安心していただきました。
高いところと低いところのめりはりがある方が、かえって落ち着くことが出来る空間になるのだと思います。
因みに、解体前の様子はこちら。部材は数本折れていました。
又首(さす)構造で、45度程度の屋根勾配があります。
なるべく改修前と同じ外観になる様に、改修後の屋根の高さを決めました。
外観はこの様になっています。改修前の面影を残したいとの意図があります。
これから外壁板張り、左官工事を行うので、どのような外観になるのか楽しみです。
スタッフ 酒谷