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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2022.04.16

こども園宍粟わかば:園庭打合せ~春を感じるひと時~

4月も中旬に入り、暖かい陽気が満ち溢れる季節となりました。新年度もはじまり、新しい環境で気分もリフレッシュされている皆さまが多いのではないでしょうか?

今週のMs日記では兵庫県宍粟市で設計を進めている、こども園における「園庭(植栽)」の打合せの様子をご紹介したいと思います。

園庭の設計をご担当頂くのは、小泉造園(京都市)の小泉昭男さん。

元保育士のキャリアを持ち、子どもたちが楽しく植物や生き物に触れ合うことができる園庭をデザインする専門家です。

小泉さんが執筆された本を、園長先生が気に入って読まれていたことをきっかけに、昨年末に三澤からアポイントを取り、快く設計を引き受けていただきました。

数日前、保育園で園庭のコンセプトについて初回打ち合わせがあり、その後、現場視察を行いました。

写真中央が、小泉さんです。

敷地の北側は川(揖保川の支流)に面しているのですが、現場に着くとすぐに“春の野草・野の花”について、色々と教えていただきました。

小泉さんが手にしているのは、春の野草である「ノビル」。

丸い球根が食べられる!と教えて頂き、短時間でたくさん収穫しました。

こちらは、オドリコソウ。

『市街地では見かけることが少ない(小泉さん)』とのことで、白紫色の可愛らしい花です。

現場に入っても、みる視点が違うと、新しい学びが沢山あります。小泉さんがデザインされる園庭には、食べられる果樹や、遊ぶことができる実がなる樹木がたくさん植えられる予定です。

具体的な園庭の設計はこれから始まりますが、とっても楽しみです!

敷地の西隣には小さな墓地があり、シンボルツリーとして桜が植えられています。

夕方に現場に入りましたが、西日を遮るように、大きな陰が伸びていました。陰が落ちる位置はちょうど乳児の専用庭になる予定で、西日対策にも一役買ってくれそうです。

そして後日。収穫した「ノビル」を、文子さんがランチの一品として調理してくれました。

ラッキョウに似た触感で、おいしく頂きました!

この日のランチは、ちょうどMs事務所にお仕事で来ていただいた、永田さん・湯浅さん(奈良県吉野の家具屋さん=PROP)とご一緒しました。

※永田さんと湯浅さんのお仕事については、次回以降のMs日記でご紹介できればと思います

 春を感じる・味わうひと時を経て、気持ちもリフレッシュです。

上野耕市