箕面H邸:木配り~上棟式
先月、和歌山県田辺市の伸栄木材へ構造材検品に行きました箕面・H邸の工事進捗について。
(構造材の検品:https://www.ms-a.com/h.html)
構造材の加工を行うため、三重県のコウヨウプレカットへ。
プレカット工場での木配りには施工いただくコアー建築工房の現場監督さんと大工さんにも
協力いただき、一本一本番付を行いました。
箕面のH邸は柱梁のほとんどが化粧で見えるため、この木配りが大変重要です。
検品で見た荒木の状態でも、綺麗な材料であることはわかっていましたが
モルダー後に表れた綺麗な赤身の色目に驚きました。
それぞれどこに使うか、棟上げを想像しながら気持ちよく木配りを行うことができました。
日は変わって、建て方。
寒くなったり暖かくなったりを繰り返すこの頃ですが、
建て方当日は、残念ながらとても寒い時期に。。
現場には氷が張っていたり、雪が降ることもありました。
そんな手がかじかむような気候でも大工さんは不安定な足場の上でテキパキと作業を行います。
Msからは特製のおしるこを作って、現場の大工さんに振舞いました。
束の間、寒さを忘れていただけたと思います。
天候不良もあり、棟が上がるまでに日数を要しましたが、無事に上棟。
切妻屋根に下屋が取付く、床面積的にもコンパクトな住まいです。
実はこのH邸、横方向だけではなく縦にもコンパクトにできています。
なんと、建物隅の通し柱で4m材を使用しています。
高さを非常に低く抑えていますが吹抜けや開口部の計画で、
気持ちの良い室内環境を計画しています。
建て方の翌週、天候のよい日に上棟式を執り行いました。
「千歳棟~万歳棟~永々棟~」の掛け声に合わせて大工さんが槌打ちを行います。
清々しく気持ちの良い式典となりました。
式後は住まい手のHさんが直会を開いていただき、現場でお食事を頂きました。
手作りの土手焼きがとてもおいしく、冷える現場でしたが心も体も温まりました。
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住まい手、設計者、工務店、大工さん集まって、心地よい時間を過ごすことができました。
現場はまだまだこれから。
年内工事もしっかりと納め、また来年からの工事に備えたいと思います。
スタッフ:戎野