5月も後半に入り、日差しが強くなり、温かい日々が続いています。事務所の庭にあるキンカンの葉を青虫がムシャムシャと食べている様子にスタッフは毎日癒されています。
今週のエムズ日記は堀田が担当します。
先週の5/18(土)にMOKスクール2024が開講し、第1回講義を大盛況のもと終了しました。
MOKスクールは、阪神淡路大震災をきっかけに設立された、木造建築の実務者が集う学びの場です。
2023年には3年ぶりの再開を迎え、昨年度からはオンライン配信も開始し、今回は総勢150人以上の申し込みがあり、第1回の講義には100名以上参加していただきました!
運営には設計事務所や工務店、材木屋さんなど、実務で活躍されている人が集まり、そこにエムズスタッフもかかわって、スクールを運営しています。
第一回目の講義の会場は、大阪工業技術専門学校(OCT)にて行われました。
当日の会場設営には、OCTに通う大工技能学科の学生さんにも協力していただきました。
今年から入学された大工を志す学生さんたちは、今回の講義で登壇された杣耕舎の山本耕平さんが作ってこられた伝統工法の木組み模型に興味深々です。
そしてMOKスクール校長の木又さんの挨拶から2024年のMOKスクール講義が始まりました。
ステージは木又さんとお弟子さんによって朝早くから設営してくださいました。
第一講義目は杣耕舎の山本耕平さんです。
山本さんはもともと社寺建築や伝統建築の大工さんとして修行され、現在は海外で大工のワークショップに挑戦されたり、日本の伝統建築を世界で教えられるなど、グローバルに活躍されています。
伝統建築でトレーラーハウスを作られたり、伝統建築の可能性を広げられている活動に感銘を受けました。
そして第二講義目は天野保建築の天野洋平さんです。
お二方、同じ建築という土俵でも、まったく正反対な立ち位置で仕事をされています。
そのお二人が同じ場に集まって講義される時間は、とても貴重なことで、考えさせられるものがありました。
同じ大工さんとして活躍され、木造建築どう作っていくかをとても真剣なまなざしで語られているのを聞いていると、自分も建築へ向かう気持ちがより強くなっていくように感じました。
スクール生の皆さんにとっても、充実した時を過ごされたのではないでしょうか。
講義後の懇親会でも90名以上が参加し、盛り上がりを見せていました。
今回の講義はアーカイブとしてスクール生限定でYouTube配信されています。
木造建築に興味がある方はぜひ参加、応募をお待ちしております!
堀田