関西では梅雨真っ最中ですが、明けたらもうすぐ夏がやってきますね。
私は運動不足なので、最近ランニングを始めて、筋肉痛に襲われています。
それはさておき…
今回はMsで使用している木材の記事です。
Msは設計の際に使用する材料を自分たちで選別し、質のいい材料を的確に使用できるようこだわっています。
その為、Msで使用している堅木などは有限会社MOKで管理している木材から使用していることも多いです。
例えば、上の写真の左にあるクリ柱はMOKで支給した材料です。
そもそも、有限会社MOKとは何ぞや と思った方もいるかと思います。
有限会社MOKとは、代表はMs建築設計所と同じ三澤文子が務めており、
簡潔に言うとMs物件で使用する材料を支給する、いわば小売業です。故三澤康彦氏が日本全国で買い付けていた木材(基本的には広葉樹)を主に管理しています。
現在はMsスタッフである私、宮本がMsの意匠設計業務に加え、MOKの木材在庫管理も担当しています。
今回は東京の物件で使用する材の選定をする為、木材在庫が保管されている倉庫へとやってきました。
今回の東京の物件担当者であるスタッフ酒谷も一緒に木材を選定しています。
MOKは広葉樹の在庫が主ですが、写真のフローリング材は針葉樹であるサワラです。
これは、三澤康彦さんが亡くなる3か月前に購入したサワラの丸太を製材してフローリング材に加工したものです。
サワラフローリングも数量が多いですが、節の有無など材のグレードによって、質のいいものから順にA,B,C品と等級分けをしています。
設計する際に化粧材として使用するものはA品など、質のいい材を割り当て、見えない部分には節あり材(死に節)のC品など、材の使い分けを行います。
良いものしか使わないのではなく、要は使いようです。木材も使えない部分は捨てるのではなく、余すところなく使ってあげたいですよね。
どの材を使うか選定をしているところです。材の目の細やかさや特性など、様々な要素を考慮して材を選定していきます。
チーク材が『三澤さん購入時より3倍ほど値上がりした』と中田木材 豊田さんから教えてもらいました。
さすがは世界三大銘木の一つであるチーク、高級品ですね。
以上、MOK担当の日常の一コマでした。
ここで選んだ材を活かして、どのような物件ができあがっていくのでしょうか。
乞うご期待です!
MOK・Msスタッフ宮本