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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2013.11.12

豊中市M邸 現場状況

今週に入って急に寒くなりましたね。秋を楽しむ間もなく、冬へと突入してしまうのでしょうか。。。今年もあと残すところ2ヶ月を切りました。体調管理はもちろんですが現場監理もきっちり行う日々です。

以前上棟をお伝えしたM邸の現場報告です。建て方を行ったお盆明けの暑さが懐かしく感じる最近ですが、天候に左右されずに現場は進んでいます。

MOKの倉庫には柱材や板、パネル類を在庫しています。基本的に針葉樹は普段お付き合いのある林産地に発注すれば段取りできるのですが、広葉樹はすぐには手に入りません。手に入ったとしても乾燥期間が必要です。そこでMOKは堅木を中心にストックしているのです。5年、6年と経った木々たちが出番はまだかと常にウォーミングアップしている状態です。

さて、M邸には要所要所に堅木を使用しています。クリ、ナラ、チーク、タモなど。物件に必要な材料を出して段取りしますが、倉庫の奥のものを取り出す場合は下左の写真のように倉庫前には木材が並びます。「衣替え」ではありませんが、ちょっとした天日干し状態です。

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M邸の施工して頂いているコアー建築工房さんのトラックもこの状態↑です。この日は階段板や式台などを運んでもらいました。在庫している木材は荒木と言ってそのまま仕上げにはできない状態なので、このあとモルダー掛けを経て、現場へ納入、という流れになります。これらの材料はMsが段取りするので、現場の進捗状況を相談しながら滞りなく現場へ入れることが大切です。早すぎると現場で邪魔になりますし、必要な時になければ大工さんの手を止めてしまうことになります。

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階段板の使用箇所を現場で確認しているところです。1つ1つ色目も木目も様々です。構造材同様に番付けを行っています。節や割れがあっても”監督”が適材適所に”選手”を使うことで最大の力を発揮するチームになるのです!厚さ5㎝あるニレの階段板(北海道産)↑に、

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チークの式台↑(上の写真全てを使用するわけではありません。割付を考慮し、適した材料を決めていきます。)に、チーク!のフローリング↓を張りはじめているところです。

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これから徐々に仕上げ全体が見えてくるのが楽しみです。もちろん仕上げだけじゃありません。ゆくゆく隠れてしまう下地がきっちりしてはじめて仕上げの精度もあがるのです。 いつも丁寧な仕事をして下さるK棟梁に感謝です。

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外壁下地の様子↑

また現場報告させて頂きます。

(スタッフ:平賀)