一年メンテナンスに行ってきました(琵琶湖の見える小さな家)
昨年の夏に引き渡しをした滋賀県の”琵琶湖の見える小さな家”の一年メンテナンスを行いました。
↓過去の日記はこちら
地鎮祭 https://www.ms-a.com/post_103.html
上棟式 https://www.ms-a.com/diary_14.html
土塗準備 https://www.ms-a.com/2013/07/03/
土塗WS https://www.ms-a.com/post_119.html
内部のLDKの様子です。延べ面積が21坪弱ととてもコンパクトな建物ですが、琵琶湖の見える東面、また庭が見える南面に大開口を設けることにより閉塞感を感じることはありません。
地元びわ湖の木を使った柱、天竜杉の梁、また床・壁のJパネルが木の空間を造り出しています。またワークショップでみんなで塗った土壁も落ち着いたいい仕上がりです。
南面には窓を集め、冬場は室内の奥まで光が届きます。長期優良住宅の認定を受けていますので断熱性も十分確保されています。そのため冬は室内が暖かく保たれ、今年は薪ストーブのみで暖房は事足りたとのことです。暖房機器も熱量を計算して提案させていただきましたので、計算通りになって安心しました。
引き渡してから一年経ちましたので、庭の様子も変わっています。敷地の東側に畑ができていました。今は冬用の野菜にシフトしたところなので緑が小さいですが、今年の夏はピーマン、ナス、かぼちゃ、キュウリなど、買いに行かなくても十分なほど収穫があったそうです。
薪ストーブはメインで使っているため、薪の調達も大事です。この薪の量が有れば、今年も問題なく過ごせそうです。
引き渡しの時から一年間の時間を経て住まい手さんの生活にどんどん馴染んで変化していく建物を見るのはとても楽しいです。またそれによってより魅力的になっていくのを見るとまた嬉しく感じます。これからも住まい手さんと一緒に年を重ねて深みのある家になることを願います。
スタッフ:日野