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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2018.11.10

漆工房 柿の木荘での漆塗装

秋晴れの11月、阪南市にあるMsの漆工房で漆塗装を行いました。

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この漆工房は、三澤康彦が改修設計を行った柿の木荘敷地内の蔵をMsの漆工房としてお借りしています。この蔵の中で、物件で使用する建材に漆塗装を行います。

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こちらはスタッフが蔵の中に作ったムロ(室)、漆を乾燥(硬化)させる場所です。

たくさん漆塗装しても、大きな建材もへっちゃらです。

Msでは所長の三澤文子、スタッフが物件で使用する建材に漆塗りを行います。皆、気持ちが入ります。

今回は、2箇所の現場で使用する式台や柱、建具の扉などに漆塗装を行います。

使用する漆は、今日の為に準備した新鮮な漆です。

漆は生物!新鮮な漆は、仕上がりの艶が良く、硬化が早いのが特徴です。

漆は無駄無く、新鮮な間に使い切るが鉄則です。

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スタッフが作業台で手際良く漆を塗っていきます。

こちらの材は、トイレの壁に使用します。漆は汚れも拭取りやすくお手入れがとても簡単です。

一度目の漆を塗り上げると、ムロの中に材を移動して漆が乾燥するのを待ちます。

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作業が一段落した際に、柿の木荘オーナーが柿の収穫にやってきました。

野鳥の為に少し柿を残しておられるなんとも素敵なご夫婦です。

収穫を手伝ってくれているのはMsアルバイト学生のO君。このお手伝いのお陰で、Msにもたくさんの柿をいただきました。

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漆塗装に焦りは禁物です。漆の乾燥を待ち次の漆を塗る迄の間、スタッフは食事をしたり

ノートPCを持ち込み図面など書いて過ごします。

この日はデスクトップのPCまで登場し、柿の木荘が事務所の様です!

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今回は、2日間かけて漆を3回塗り重ねました。この漆材は現場に搬入するまで

漆工房のムロでさらに乾燥をさせます。

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次は、大工さんがこの漆材を現場で丁寧に加工してくれます。各物件の進捗報告も楽しみに!

Ms新井