11月7日から2日間にわたって、名古屋で自立循環型住宅研究会フォーラム(第15回)が開催されました。
目的は聴講ではなく、もちろんフォーラムでの「発表」です!今年はエムズより2名の参加となりました。見ての通り50人を超える方々の前で発表ができる機会はまずありませんので、非常に嬉しい限りです。
発表内容はそれぞれ以下の通り。
●フォーラム1日目●
中根「温熱とデザインの両立を目指す」
今年5月に竣工した「春風の家」を題材に取り上げ、テーマに沿って温熱とデザインの両立を目指した設計時の工夫や、その他各種温熱データの分析などについて発表しました。今年に竣工したばかりということで、冬の実測データはこれからという物件です。1年後にデータを更新してみることで、さらに面白い発表内容になると思います。
●フォーラム2日目
酒谷「マンションリフォームの醍醐味」
こちらは昨年末に竣工した「中京・風の舎」のマンションリフォームを題材に、今後のマンションの在り方の提案も踏まえながら発表を行いました。マンションをテーマに取り上げる事例は少ないため、非常に興味深い発表になったと思います。
大賞取りましたー!・・・とご報告できるのは、また来年に持ち越しです。今年は残念ながら大賞には手が届きませんでした。
ただ今年も発表をすることで改めて認識したこと。
それは、まず「発表」をするということ。ここがなければ何も始まりません。
これは昨年も今年も、研究会主宰 野池政宏氏から締めの言葉として仰っていたことと同じだと痛感しました。このような温熱環境を中心とした良い家づくりを目指す研究会に集まった皆さんの前で、自分たちの取り組みを発表するということは必ずスキルアップに繋がると思っています。
発表するには準備が必要、そのためには知識が必要、そのためには勉強をする、データを取る、分析をする、個人のレベルアップ・・・
そして行きつく所には、エムズ建築設計事務所のレベルアップ。ここが大切なところだと思います。
最後に「批評性」「素直さ」この2つのワードを取り上げ、野池先生より心に残るお話をいただきました。
常に向上心を持ってこれからも新たな物件に取り組んでいきます!
スタッフ 中根