先週は、広島県で漆塗装のワークショップを行いました。
朝6:30Ms(大阪)を車で出発し4時間程かけ、広島県庄原市の奥田工務店さんの作業場に到着。大阪から持ち込んだ塗装の作業台や漆を乾かす乾燥棚を配置して、塗装場所として使用させていただきました。
今回は、広島県で改修工事中の古民家の建材に
地域の方やMOKスクールの有志、Msにて漆塗装を行います。
漆塗装はじめての方がほとんどなので、Ms上野によって塗装についての注意事項など説明を行います。
こちらは塗料準備の様子。
古くからある自然な材料(弁柄と柿渋)を混ぜ、漆の下に塗る塗料をつくります。
色のばらつきが出ない様に配合します。
MOKスクールの呼びかけで参加してくれた嶺神の藤平さん、地域にお住まいの後藤さん。
快く参加してくれた水の葉設計社の中野さん、Ms宮本さん。総勢15名で順調に弁柄塗装を行います。
午後からは漆を塗っていきます。
「かぶれるかな?」「かゆくなるかな?」はじめての漆塗装 気になりますよね。
かぶれない様に工夫しても、かぶれる人はかぶれる。全然かぶれない人もいて、
やってみないとわからない。
そんな事をお話しながら、漆塗装を行いました。
漆塗装がはじめてでも、この綺麗な仕上がり!
漆を乾燥させる室(ムロ)も、現地で工夫しながらつくり
室の湿度を上げて漆を乾燥(硬化)させます。
一日目のワークショップが終わり、奥田さんが夕日が沈む田んぼに案内してくれました
故郷でなくとも、何故か懐かしく癒される場所です。
漆ワークショップ二日目。
今朝は、中国新聞の朝刊に 昨日の漆塗ワークショップの様子が掲載されたので
町ではちょっとした話題になりました!
今日は漆を塗り重ねていきます。床材に美しい艶が増して、美人な床材になっていきます。
美しい床材をつくる漆塗装。作業時間を無駄に出来ません!
今日は作業場で昼食をいただきます。
慌しい中、地元の方で羽釜ご飯を炊いてくれました。
美味しいご飯と、楽しい昼食 とても贅沢なひと時です。
人と場所に恵まれ、漆塗装ワークショップを無事に終える事ができました。
ご参加いただきました皆さま有難うございました。
Ms新井良子