大山のパン屋さん。カフェスペース完成しました!
先日のMs日記でご紹介しました、鳥取県・大山のパン屋さん:「コウボパン小さじいち」。
カフェスペースの増築工事を進めておりましたが、このたび無事に竣工いたしました。
元々あったパン屋さん兼住宅の前に平屋の木の箱を建てました。これが小さじいちのカフェスペースです。パン屋さんからの眺望も損なわないように、高さを抑えた建物としています。
外装は母屋に合わせて赤味の杉を貼っています。少し時間の経った2階建ての母屋と、新しく生まれた平屋の増築。親子のように並んでいます。
室内はほぼJパネル仕上げです。室内外ともに木の箱。Jパネルのレングスはこの現場から30分程度の距離にあります。梁は鳥取県智頭町サカモトの「赤杉」。製材所が近く、材料の調達が非常に効率的でした。
ダイニングテーブルは松の一枚板。2.5Mの長さがあり、ゆったりと使えます。窓の下にもカウンターテーブルを設けていますので、10人以上座ることができます。
大山側に広い窓を設けています。大山がとてもきれいに見えます。柱や窓枠などはサワラです。三澤が米子木材市場で競り落とした丸太から製材した材料です。節も少なくとてもきれいな材が取れました。
カフェの南側にはウッドデッキを設けています。デッキ側の開口部は引き分け戸として、庇も約1.5M伸ばしています。室内外を一体として、多くの人が集まったときは広く利用できるようにしています。
お引渡しの後、Msスタッフで塗装作業を行いました。店主の西村さん親子にもお手伝いいただきました。ありがとうございました。お嬢さんの夏休みの思い出になれば嬉しいです。
デッキで記念撮影。建物はできましたが、これから駐車場の整備や石窯の設置などに少し時間がかかりまして、10月頃のオープンの予定です。(パン屋さんは営業中です)
高原の空気の中、おいしいパンを気持ちよく食べることができるこの場所に、みなさまぜひお立ち寄りください。
スタッフ 田尻