Ms日記をご覧の皆様こんにちは
今週のMs日記は、中尾が担当です。
以前文子さんのMs日記でコアー建築工房美原モデルハウスの材料の選定の記事がありましたが
その後コアー美原モデルハウスの現場監理を担当することになり、本日はその様子をご紹介します。
→材料選定の記事はこちら
1.野地板の施工
2.金物検査の様子
の2本立てです。
設計の世界に飛び込んで1年目の私のささやかな感動と共に暖かな目で一読頂ければ幸いです。
監理に訪れるたび、刺激を受けております。
1.野地板の施工
上棟の際、現場に立ち会うことができず、棟木が上がった翌日現場に伺いました野地板として使われるJパネルがクレーン車で持ち上げられ
大工さんの手によって張られていきます。
僅か30分で半分が施工されました。(早い・・・)
10時になると現場はピタッと止まります。職人さん達は我先にと休憩を取り、そして休憩が終わると我先にと自分の作業に戻ります。
あまりに鋭すぎるON、OFFの切り替えの切れ味は抜群で、衝撃を受けました。
一人現場をうろつくのに、もどかしさを覚え、私も一緒にコーヒー休憩に参加させていただきました。
2.金物検査
野地板施工から一週間
続いて金物検査の様子をご紹介します。
構造用金物は耐震性能を確保する上で必需品です。
伏図に金物の指定がある箇所が書かれています。
これを確認しながら、柱脚・柱頭に適切な金物がついているかを確認していきます。
(柱脚)10kN/㎡金物
(柱頭)10kN/㎡金物
金物が施工されていました。
施工されていなかった箇所は施工をお願いし、金物の取りつけが難しい箇所は
構造設計事務所に問い合わせながら施工方法を確認しました。
こちら丸柱。化粧柱です。
化粧材の金物の隠し方は難しく・・・
丸柱を欠いて埋木で隠すという方法がとられました。
こうして金物検査が進んでいきました。
ひと段落し、現場内を見学。
大きなサッシがありました。こちら「プロファイルウインドー」という木製サッシです。全てオーダーメイドで値段は少し張りますが、
既定のサイズにとらわれないので好みのサイズで開口を開けることができます。
こちら外部と玄関を仕切るサッシになります。
写真でも伝わる重量感。きっと美原モデルハウスの顔となってくれます。
2階打ち合わせ室となる部屋です。
桁に向かって垂木が迫り、天井が低い部屋となります。
細い「プロファイルウインドー」から差し込む光が空間を引き立ててくれそうです。
4月下旬オープンということで現場には緊張感が張り詰めています。
こうしてMs日記を書いている間も現場は動いています。
いよいよ造作工事も控えており、これから更に忙しくなりそうです。
どうか現場の皆さんご安全に!
Ms中尾