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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2011.11.04

メンテナンス 翠ヶ丘の家

2001年に竣工した物件の住まい手から、竣工後10年経過したということで、

外壁の塗替え、設備メンテナンス、床下の点検等を依頼されました。

点検には、実際に施行された中野工務店中野社長、大工棟梁竹内さんに同行頂きました。


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芦屋にある、この翠ヶ丘の家はJパネルを構造体として設計に取入れ始めた頃の物件です。

2階が居間となっており、中庭のある西側に大きく開口を設けています。

その為、よしずの付け外しを日常的にされていました。

しかし今では、竣工当時に植えたケヤキが立派に成長し、

涼しげな木陰をつくってくれています。


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都市のオアシスとしての樹木が大切であることを教えてくれます。


床下の点検です。

きちんと潜れるようにしてあります。

 

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スタッフも床下に潜るのは慣れたものです。


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土間コンクリートを打っているので床下は乾燥しており、異常は見られません。



屋根にも登りました。


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フッ素加工が施された板金を採用し、メンテナンスに手が掛らないよう配慮しています。

その効果もあり、全く退色や劣化が見られませんでした。雨漏りなどもありません。

25年前、事務所を開設した当初は技術の甘さもあり

大雨で住まい手にご迷惑をおかけしていましたが…


軒樋には成長したケヤキの葉っぱがたくさん落ちていました。

こればかりは、清掃を行っていただくしかありません。

大工の竹内さんにも樋の清掃をしていただきました。


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その他、建具等の消耗が多い部分に調整が必要となったぐらいで

10年とは思えないほど住まいを綺麗に維持されておられました。


住まいを設計するにあたり、手のかからない素材や納まりとすることで

その後の維持管理手間・費用を抑えることはできますが、それ以上に

住まいを大事に使っていただく『住まい方』も大切なのだと

メンテナンスに伺う度に再認識します。


三澤