木造建築病理学講座に行って来ました。
先日、「木造建築病理学講座」の授業を受けるために岐阜県の美濃市にある森林文化アカデミーに行ってきました。
木造建築病理学とは、木造住宅の改修方法を勉強するための講座です。アカデミーでは科目履修生として、この授業のみを履修することが可能です。
春と秋で一年間に二回、一泊二日の泊まりがけで授業を受けに行っています。この授業を受け、また詳細調査の実習をすることで「住宅医」という資格を取得する権利が得られます。
1日目は昼過ぎにアカデミーに到着し、今年度の開講式が行われました。開講式では新しく入学してきた1年生の方々も加わり、自己紹介も行われました。年齢も出身地もばらばらですが、同じ目的をもった同窓生になります。
開講式が終わり次第、住宅医になるための検定会が行われました。これは木造建築病理学講座を修了した方が、学んだ手法を使って実際に改修した建物を住宅医の方々の前で発表する場になります。合格をすると晴れて住宅医に認定されます。
今回は、すでに住宅医になられた方が最近改修した物件を発表し、検定会の模擬として行われました。授業や実習で学んだことを実際の仕事で活かしている様子を拝見すると、今年も勉強をする気持ちが高まりました。
その後、懇親会があるのですが、時間に余裕がありますのでアカデミーの辻先生の案内の元、施設の見学を行いました。新入生の中には初めてアカデミーに来る人もいますので、興味しんしんです。
これはアカデミーの名物である「自力建設」で今年竣工作品になります。今年は「森のインターチェンジ」という作品です。
建物と建物の間の登り道が、移動には危険な状態だった所に、登りやすく階段を新たに造りました。またその坂の中腹からアカデミーの景色を眺めることができる場所を作ったものです。
棟梁を務めた学生さんが建物の説明や竣工までの苦労話を聞かせてくれます。
この後、懇親会をし、次の日に授業を受けました。
一泊二日でしたが、充実した時間はあっという間に過ぎてしましました。
今回勉強した内容も、普段の業務に活かせるようがんばります。
スタッフ:日野