エムズ建築設計事務所

Ms日記をご覧のみなさま、こんにちは。今週のＭs日記は小西が担当いたします。

柔らかな風が窓を吹き抜けるなんとも心地の良い季節になりました。その柔らかな風に誘われて事務所からほど近く徒歩1分の場所にある“はぎのき公園”に行ってきました。（上写真）池を囲むように立ち並ぶメタセコイアをはじめ、植物が青々としていて一層穏やかな気持ちになります。さて、今週のMs日記ではこの4月から着工した古江台の家について書きたいと思います（過去の記事はこちら）。

まずはこれから増築する部分と干渉してしまうデッキの解体から始めていきます。13年ほど前に設置したデッキで材料はセランガンバツを使っていますが、まだまだ丈夫です。

写真は、木塀を解体しているところですが、ここは工事中、資材の搬入通路として利用します。改修後も通路として利用することになりますが、奥に見えるモミジの木の下をくぐってアプローチに出られる雰囲気の良い小道に生まれ変わります。その道を通るのが今から楽しみです。

解体工事がひと段落し、いよいよ増築の工事が始まりました。写真はちょうど掘方といわれる基礎工事をしているところです。既存の配管で、改修後も使用する配管を傷つけてしまわないように時には手掘りで慎重に掘削していきます。

この日は水道屋さんにも来ていただき、現場監督の和田さんと掘方の過程で出てきた配管を確認しながら打ち合わせをしていきます。今回の改修では、水回りの位置が大きく変わるため、既存の配管はどれを利用できるか、あるいは新たに設ける必要のある配管はどれかなど一つ一つ確認していきます。

写真は古江台の家の庭に芽吹いたモミジです。モミジの木が多くあるからかたくさんのモミジが庭に芽吹いていました。春の穏やかな日に着工した古江台の家が無事に竣工するまで時々このMs日記で皆さまにご報告できればと思います。

（小西）