人工大理石のカウンターってどうやって作るの??
7月に入り本格的な夏の到来・・・ですが、突然の豪雨など不安定なお天気が続き心配です。
そんな雨の中、私たちは住宅のあるパーツを作っている場所へ見学へ行ってきました。
それは人工大理石の加工を行うシンコー建材㈱さん(吹田市)の工場です。
Msではほとんどの住宅で人大のキッチンカウンターや洗面カウンターを採用しています。それらは全て担当スタッフが発注し現場へ納めています。
人大の品番、外形寸法はもちろん、水栓の穴あけ位置、下地合板の厚み、角の面取りサイズまで指定し発注します。
ですが、いつも現場で見るカウンターはきれいにできあがった「製品」。
実際どうやってつくるのか、分かっているようで分かっていないのが実情です。
そんな時、いつも製作をお願いしているシンコー建材さんに工場の見学のお誘いを受け、お言葉に甘え突撃したわけです。
社長の阪口さんから直々にご説明いただきました。ふむふむ。。
工場は想像よりコンパクトで、きれいに片付いていて「工作室」といった雰囲気。
流れ作業的にものが作られているのかと思いきや、NCルーター、万力、サンダー、ボンド、多種の型・・・本当に手作業の世界。4,5名の職人さんが黙々と作業をされていました。
全体的に写真がグレイッシュなのは削られた人大の粉が雪のようにうっすら積もっているからなのですよ。
これは電熱器。
中に人大の板を入れ180度で4~50分加熱するとふにゃふにゃのゴム状になります。型にあて、R形状などの成型できるそう。
これが型です。デパートのトイレなどにこんな形の手洗いカウンターありますね。
2次元の加工ならなんでもできます!と阪口社長はおっしゃっていました。なんだかいろいろな可能性を感じます。
百聞は一見にしかず。
設計者としてものづくりの現場を知ることはとても大事なことです。貴重な体験、シンコー建材さんありがとうございました!
(スタッフ:西久保)