待ちに待った春がやってきました。おうちの前のお庭で、いろいろ観察するマヒロちゃん(2才)は、道端の植栽スペースを「うちの庭」と呼んでいます。
東京都内の狭小宅地に頑張って確保した植栽スペースですが、これを「庭」と呼んでくれるのはうれしいことです。
外壁に添ってつくられたスロープに、保育園通いには必需品の電動自転車が停車中。道路とスロープの隙間8㎝には踏まれても強い緑の草のラインがつながります。
緑のラインはリボンのようにお隣の家までつながります。
ところで、このコンクリート打ち放しの衝立のようなものは、沖縄の「ひんぷん」と同じ機能。さらに狭小宅地ゆえ、郵便受けや宅配BOX、そして外掃除の道具入れが内側にセットされています。
緑のラインは、お隣の敷地までつながっていますが、実は、お隣の家が、前から建っていたので、素敵なリボンの植栽をしつらえた、お隣に合わせて緑をつなげていった。というのが正しいのです。
そして、「ヒンプン」のトップは植木梁になっていて、盆栽風にしつらえていますが、その雑木林の中にはトトロが!春になり、トトロも冬眠から目を覚まして外に出てきましたね。
ささやかな緑でも、家には必ず草木を。家と庭で「家庭」ですので!
(三澤文子)