Ms漆工房 うるし workshop ♯1
5月23日・24日 Msの漆工房 柿の木荘でワークショップを行いました。
(参加人数に限りが有りMOKスクール生限定とさせていただきました)
遠方よりお越しの方も多く
最初は三澤康彦さん設計 柿の木荘を見学しました。
建物の解説・案内は三澤文子さんによって行われました。
次は、漆師 沢田欣也さんによる漆の座学です。
漆の採取の様子、漆塗装を行った作品など写真と共に紹介して頂きました。
漆とかぶれについて、漆の(硬化)乾燥についてなど漆の特徴について学びました。
今回は、沢田欣也さんがつくられた漆作品や、材サンプルなど拝見する事が出来ました。
工房へ移動し、実習開始です。
写真上は木材に下色(弁柄で着色)をしています。今回は弁柄着色の上に漆の塗装を行います。
漆の塗装は工房内(蔵の中)で行います。
写真左上の沢田欣也さんは漆の扱いに慣れており半袖ですが、参加者の皆さんは漆が肌に付かない様に長袖の作業着を持って来ていただきました。
写真上の床材に漆を塗っていきます。漆は湿度を高め乾燥(硬化)させます。乾燥後にさらに漆を塗り重ねていきます。塗り重ねる事で美しい艶が出ます。
Msの漆蔵では湿度と温度の管理がしやすく、美しい漆塗装材をつくる事が出来ます。
ワークショップ参加者の皆さんは、お土産用の漆箸をつくます。杉箸に筆で漆を塗っていきます。漆が乾くと上から模様をつけ自分専用箸の完成です。
夜はワークショップ参加者の皆さんと夕食の時間です。
柿の木荘のゲストハウスでは宿泊が出来るので、帰宅時間を気にせず濃厚な建築話を楽しみました。
▼ワークショップ2日目
朝7時より朝食の時間です。キッチンの大きなテーブルが大活躍でした。このテーブルはブラックウォールナットです。
朝の片付けを終え、工房内をのぞくと、驚くほどに漆塗装に慣れた皆さんの姿がありました。漆の扱いは難しいと思われる方が多い様に思いますが、このワークショップでは漆を身近に感じられたのでは無いでしょうか?(漆ワークショップに参加いただきました皆様 お疲れ様でした)
Msスタッフ新井