詳細調査の様子はこちら⇒「四條畷市で調査を行いました」
朝夕は涼しくなり、そろそろと秋の気配がしてきました。
先週の土曜日、大阪府四條畷市にて、清祓い式(きよばらいしき)を行いました。
新築の場合は着工前に地鎮祭を行いますが、改修の場合、清祓い式を行います。
地鎮祭と同じ様に、工事の安全祈願、建物の繁栄を願うという意味があります。
当日は朝から結構な雨が降っていましたが、「神様の仕業かな」と思うくらい、式の直前にすっ と雨がやみました。
これからの工事も幸運に恵まれ順調に進んでいくことを願います。
式は元々あった神棚に向かって行いました。
「祭壇のお供え物にも序列があり、神様に近い上段から順に、次に中央寄から順に、序列の高い物を備えていく」と、神主さんが教えてくださいました。
1台目には序列が高いとされるお酒・米、2台目にはお餅、3台目には乾物(わかめ、昆布)、4台目には野菜・果物、5台目には塩・水をお供えしています。
(降神の儀-こうしんのぎ-)神様をお呼びします。
(切麻散米-きりぬささんまい-)切麻(紙と麻を切ってまぜたもの)をまいて工事を行う建物を清めます。
(玉串奉奠-たまぐしほうてん-)神前に玉串を捧げます。
(昇神の儀-しょうじんのぎ-)神様がお帰りになります。
写真は式終了後に、神棚にある置物や書物について話しているところです。
貴重なものでは?と書物を拝見しているのは、大阪で有名、木又工務店の大工の木又誠次さんです!
こちらの改修のお話を頂いたときから、工事は木又工務店さんにお願いする!と決めていました。
後からわかったのですが、木又工務店さんの事務所は、現場から車でなんと5分、さらに、加工場も現場から車で10分の距離にあります。
距離が近いと、移動時間の短縮、交通費削減、現場管理がしやすい(すぐに駆けつけられる!)、など、住まい手にとっても、工務店にとっても有難いのです。
そして、神棚に気になる置物を見つけました。
毘沙門天と思われる様な木堀りの像。
神様が宿っている訳ではなく、お土産に頂いた物だそうです。
三澤が興味津々!目を輝かせていたところ、「捨てることになるので、持って返ってください!」とお施主さんより。
思わぬ掘り出し物を頂き、三澤もにっこり。有難うございます!
この日の午後から早速、木又さんが足場屋さんと打ち合わせを行っています。
少なくとも築100年以上と思われるこちらの建物、解体していくと棟札などにより築年数が明らかになるのではないでしょうか。楽しみです。
これから6ヶ月余り、工務店さん、業者さん、お施主さん、設計者で協力しながら工事を進めていきたいと思います。
今後、工事経過報告をアップ予定ですので、お楽しみにしてください。
Msスタッフ 酒谷