東京日記
Ms日記をご覧の皆様
こんにちは
新入社員の中尾です。
Ms日記への登場も今回をもちまして3回目を迎えます。
今週の記事は新入社員の初めての東京出張という内容です。
濃密だった二日間の流れをMs日記にて紹介いたします。
Ms千里事務所を早朝車で出発して7時間。
午後1時。東京(中野区)へ着きました。
こちらの写真はMs建築設計事務所が東京での打ち合わせ時に利用させていただいている、モノ・モノさんのショールームの風景です。
モノ・モノさんは家具・家庭用品の製造販売を行っており、Msの竣工物件にも多く登場します。
(写真左:Msスタッフ宮本 写真中央:モノ・モノ代表取締役・菅村さん 写真右:Ms三澤文子)
明日、この場所で改修物件のプレゼンが行われます。
プレゼンの様子はまた後ほど・・・
ショールーム展示の家具を少し紹介します。
こちら先週Ms日記でも登場した、豊口克平さんデザインのスポークチェアです。床面から300mm程度の高さ。幅の広い座面のロースタイルな椅子は一度腰を下ろすと、立ち上がるのが億劫になります。
長時間の運転と朝が早かったからでしょうか?
いえ、それほど座り心地はいいのです。
ハーブを彷彿させるデザインは木造空間のアクセントになります。
文子さんが腰を掛けているのが「アップライトチェア」です。
子供たちの姿勢を良くする椅子。というのがコンセプトの椅子ですが座面の高さを変えられるので大人でも座ることができます。
姿勢を矯正してくれる椅子は普段デスクワークの人達にとっては是非導入したい椅子ではないでしょうか?
そして文子さんが対面している天板は「傾斜天板」といいます。
こちらはヨーロッパで普及している学習用具です。
傾斜20度。この角度が集中力向上に良いと科学的に証明されており、
「アップライトチェア」と合わせて子供の学習に導入したいアイテムです。
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午後3時。
Msでは引き渡した物件のメンテナンスを1年、5年、10年と行っております。
住まい手さんと共に家を育てる。家に愛着を持ってもらうため。というMsの取り組みです。
メンテナンスを行うのがMsスタッフの一つの仕事でもあります。
スタッフにとってはMsの設計に触れるいい機会となります。
こちらはその1年メンテナンスでお邪魔させていただいた東京の物件です。
住み始めてからの不具合箇所を住まい手さんにヒアリングしながら工務店さんと一緒に見て回ります。
東京の物件では毎回お世話になっている持井工務店の苫米地さんです。(写真:右)
ヒアリングの結果、2階リビングのサッシから風切り音が生じる。玄関軒裏の杉板が雨風に打たれて黒くなってきた。などの不具合箇所が挙げられました。
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2日目。
改修物件のプレゼンテーションが始まりました。
前半は、詳細調査報告会です。
詳細調査報告のプレゼンターはMsを東京でサポートしてくれている小森正和さんです。(写真:左)
報告は、約1時間ほどかかりましたが、ご家族の皆様には、熱心に聴いていただけました。
後半、改修提案のプレゼンの様子です。
まずはプランの説明を行い、
別物件の写真を参考にお施主さんに空間のイメージを伝えます。
お施主さんの要望もここで沢山でてきます。その受け答えを議事録にまとめる。といった流れでスムーズに進行されます。
プランのイメージを伝えるにはやはりプレゼン模型が一番です。
周辺状況との関係や建物のボリュームと空間のスケール感が掴めます。
お施主さんがかなり喜んでくれて、場が盛り上がりました。
こちらの模型は ベテラン学生アルバイトの逢坂君(関西大学)が担当しました。
内観は建具なども表現され・・・
外観のガルバリウム鋼板をイメージしたテクスチャーは、プラ板に窓開けや目地など加工した後、スプレー着色塗装して作られます。
窓ガラスはプラ板、窓枠はラインテープで表現します。精度の高い作りこまれた模型は大変喜んでいただけました。
プレゼンが終わった後こちらの模型はお施主さんにお預けします。
こうして家ができていくプロセスに微力ながら私も携われていることを嬉しく思っております。
Msでは、メンテナンスや塗装。改修調査など様々な取り組みを自分たちの力で行っております。
まだ、入社して3カ月目を迎えようとしている頃ですが、3か月で経験できないような沢山の刺激を今日も受けています。
今回出張という機会を頂き、Msの仕事を知れた2日間となりました。
さて、大阪への帰路につきます。
Msスタッフ中尾