2011.12.23
竣工物件の気密測定を行いました~大阪府池田市 楓の家
先週頃から、寒さが厳しくなってきました。今日は関西でも雪が降るという予報です。徒歩の方もそろそろ手袋が必要になりますね。
大阪市池田市にある楓の家の気密測定を行いました。 気密測定は、建物の予期しない隙間を確認する試験です。
今日はこの気密測定試験の様子をご紹介します。
まずは、測定器を組立てます。
これは、室内の空気を外部に排気する送風機です。大きな扇風機のようなものです。
この白い筒は送風機に付属する部品です。
横にあるのは、温度を測るセンサーと、風速を測るチューブです。
これを順次測定器につなげていきます。
測定器を設置する開口部は、ポリエチレンフィルムと養生テープでしっかりと密閉します。
換気扇はこのように目張りします。
準備ができたら、測定開始です。
これは測定器の制御盤の様子です。
スイッチを入れていよいよ測定スタートです。
この送風機で室内の空気を外に出し、住宅の隙間から入ってくる空気の量を測定します。
測定中は建物の中が負圧になるため、耳がツーンとします。
測定が終了すると、測定データが印刷されます。
このデータから計算して、床面積当たりの隙間を算出します。
楓の家は、
相当隙間面積(C値):2.69c㎡/㎡でした。
気密性の確保は、隙間からの漏気を防げるので、室内の温度むら防止や、壁内結露防止、漏気による熱損失防止の上で重要です。施工精度によっても大きく左右されますので、目に見えない性能部分の確認という意味でもとても大切な試験です。
送風機が回っている間に、室内に予期しない隙間が無いかも確認しました。特に問題になる隙間もなくしっかり性能が確保できている事が確認できました。
(スタッフ:葉賀)