2013.01.21
地域型住宅ブランド化事業~地域材と長期優良住宅
ようやく、待ちに待った『地域型住宅ブランド化事業 第2回』に
採択がありました!
Msが参加するのは近畿グループ「ヤマトタテルの会」です。
一軒当たり、120万円の補助金を国から受けられます!
この事業がどういったものか簡単に説明すると、
住宅を建てるにあたり、国産木材(認証材)の供給から設計・施工までに携わる事業者が
手を組み、それぞれ特色ある「地域型住宅※」を建てることで、日本の山林保全や地域経済
の活性化に寄与する優れたグループ提案に対して補助するというものです。
(※:長期優良住宅の認定を受ける住宅で、グループの共通ルールに基づいたもの)
「ヤマトタテルの会」では杉三層パネル(Jパネル)を使った住宅を地域型住宅として提案
しています。
通常、国産木材は構造材や造作材等に使われますが、
Jパネルハウスは床や屋根、耐力壁と、住宅をぐるり覆うほどに使用するため、
普通に建てる住宅の2倍以上もの木材を扱うことになります。
もちろん柱や梁などの構造材には、優良木材を提供する各地域の製材所が参加している
ため、広い地域でこの事業を扱うことができます。
これまでMs建築設計事務所が採択を受けてきた長期優良住宅先導事業が、住宅の性能や
技術の向上をいかにして行うかという先導的提案を募るものであったのに対し、
地域型住宅ブランド化事業は長期優良住宅の普及に重点が置かれています。
しかし国の発表が遅すぎます。。
なんと、3月末までに着工が義務づけられているのです。
長期優良住宅の普及を目指しているにも関わらず、
年度内予算という縛りの中で矛盾を抱えているのが残念です。
しかしMsでは4軒をこの事業を受けるべく、
3月末の着工を目指して急ピッチで図面進めています!
スタッフ:戎野