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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2024.02.25

住み継がれる家(I邸改修工事)

Ms日記をご覧の皆様
こんにちは、今週のMs日記は逢坂が担当いたします。

今年の冬は比較的暖冬傾向で寒い日が少ないですが、いかがお過ごしでしょうか。

今週は担当いたしましたI邸改修工事についてご紹介いたします。

I邸は阪神淡路大震災の翌年に竣工したMsで設計した住宅です。
1階はRC造、2、3階は木造の構造で1階では店舗を営業されており、2、3階が住居の職住一体の住宅になります。
今回、当時ご依頼いただいたご夫妻の息子さんがご結婚され、息子さんご夫妻が住まわれることを機に窓回りの温熱改修をメインとした改修工事のご依頼をいただきました。

こちらは改修前の写真で、
玄関からリビング、ダイニングに入ると吹き抜けており、気持ちの良い大空間が広がっている設計になっています。
初めてお伺いした際に、柱や梁、床の杉が経年変化により色が落ち着き、とてもよく空間になじんでいるのが印象的でした。
現在は栗のフローリングを使用するなど仕様が変化しているため、過去の設計した住宅を訪れるたびMsの設計の変遷を体験することができ、大変勉強になることが多いです。

奥のキッチンにはビールサーバーが設置されており、パーティーなどで大変活躍し、当時の雑誌にも特集が組まれ掲載されたとお話をお伺いしました。
現在は使用されていないそうで、今後復活することを期待しております!

改修工事では経年変化で味が出ているフローリングはそのまま使用して、壁の再塗装、ガラスをペアガラスに変更の工事を行うことで、温かく、きれいな空間でありつつ、なつかしさは残した設計を行いました。

キッチンの収納にはブリキが貼られていましたが、現在のMs標準の堅木の引出し収納に変更しました。
今回の堅木はオークで製作していただきました。
幅広の引出し収納にすることで食器棚でなく、こちらの収納の中に食器類も収納できるため、すっきりとしたキッチン周りとなります。
また、ソフトクローズ機能付きで手を挟まないようにするようゆっくりと閉まるので小さいお子さんが誤って手を挟むことが少なくなり安全性にも配慮した引出し収納です。

キッチンの引出しはZOOの永田さん(1枚目写真の笑顔の方)、福永さん(2枚目写真の左側の方)に製作していただきました。

笑顔で写ってくださっているこちらの方は工事を担当していただいたヤマヒロの現場監督兼大工さんの山下さんです。

経年による柱の傾きなど現場で随時確認しながら進めていく難しい仕事も多くありましたが、とても丁寧な仕事で工事を行っていただきました。
随時、納まりの確認など設計の意図を汲み取って工事を進めていただき、無事に竣工を迎えることができました。

年末に竣工し、新年に引っ越しをされ、懐かしくもありつつ、新たなお住まいで2024年をスタートされ、
改修工事後は暖かく過ごせていますとお話を伺い、担当者として嬉しい気持ちと同時に窓回りの熱損失の影響が大きいことを身をもって学ぶ機会になりました。

もしご自宅が寒く悩んでいましたら、ぜひ、窓回りの改修をご検討ください!

逢坂